SMILE make SMILES

ダイバーシティとユニバーサルデザインに興味あります。

稲垣啓太は笑ってる

ラグビーワールドカップ2019は、南アフリカの優勝で幕を閉じました。

「4年に一度じゃない、一生に一度だ!」

と気合充分にホスト国の務めを果たした日本の関係各位の尽力と、前回大会で挙げた奇跡の勝利を奇跡で終わらせない戦績を挙げた日本代表の全力プレイもあり、大変盛り上がった大会になったのではないでしょうか。日本以外の対戦でも、中継の工夫もあって興味深く観戦することができました。

何よりも、私を含めた「にわかファン」を大歓迎してくれたラグビーの心の広さに感動した日本国民は少なくないはずです。

日本代表の選手も、大会の前から様々なメディアに引っ張りダコで、にわかファン(私のような)でもだいぶ名前がわかるようになりました。

その中で、「笑わないキャラ」で有名になったのがプロップの稲垣啓太選手ですね。

スコットランド戦で、日本の勝利に貢献するトライ、しかもそれが代表初トライを挙げながら、インタビューで「こんな感じなんだと思った」と答える表情もどこか憮然。

でもね、あの表情さえ、実はものすごく喜んでる表情だと思うんですよね。

稲垣啓太は笑ってる。

これは、テレビを(危なく「ブラウン管を」と書きかけたのを我慢しつつ、やっぱり我慢できずに告白)通して稲垣選手の表情を見た私の印象です。


笑ってるけど笑ってるように見えない
笑ってるけど笑ってるように見せない
笑いたいけど笑わないようにしている


自ら「笑わないキャラ」であることを受け入れ、そのイメージを壊さないようにしているのでは?

自分の笑った顔が(写真や動画で残るのが)嫌いなのでは?(実は私がそれ)

Twitterの投稿を見る限り、稲垣選手はかなりサービス精神旺盛な方とお見受けします。

もしかして、「笑わない」ことさえサービスなのではないか?

笑いたい人を笑わせないなんて、世間やメディアは酷い!
…ということを言いたいわけではありません、

ただ、稲垣選手の笑顔のカケラというか、気配というか、そういうものは感じます。

今後満面の笑みを浮かべた稲垣選手に対して、「笑うんかい!」とツッコむのがいいか、「笑顔も素敵じゃないですか!」と茶々を入れるのがいいか、その解は難しいところですが、身近な「笑わないキャラ」が笑った時には、やっぱり後者がいいかなと思ったりします。

何言ってんでしょうか。