SMILE make SMILES

ダイバーシティとユニバーサルデザインに興味あります。

学校が歩むべき道


4月で小学生になる次男向けに送られてきた通信教材の宣伝封筒。
スゴく引っかかってしまって。

点数というモノサシで測れる成果をやる気につなげる気にはなれません。
点数の上でつまずいた時、それだけでやる気を失うのってナンセンスだと思うからです。
点数が悪いなら悪いなりにやる気が出せる方が…ってことでもないのかな。
もっと、学校に行かなければ体験できないことに焦点が当たってほしいんです。

20年後になくなる職業のリストに教師が上がって話題になりました。
ただ知識を詰め込むなら、確かに一斉授業で教師が講義するより、ITで個別に学習した方が効率もいいし効果的です。アメリカの一部地域では、実際に学習がITに委ねられ、教師を配置しない形の学校があるのだと言います。
教師がなくなるということは、学校の存在意義が薄れるということです。それでいいのでしょうか。

そのことを考えるのにオススメなのがこちら。

コンテンツからコンピテンシーへ。

知識から協同へ。

教育哲学者である苫野先生が以前から重要視する、「自由」の感度と「自由の相互承認」意識の育成こそ、これからの学校で重要視されるべきであって、また、今後の学校の存在意義はそこに集約されるべきでしょう。

そして、なんとそれを主軸に置いた新しい学校が作られることが発表されました。

軽井沢風越学園
http://kazakoshi.jp

楽天副社長で、民間人校長や自然体験型保育園運営を歴任された本城氏が理事長、埼玉の公立小学校で(つまり現行の教育制度の中で)イエナプラン教育の実践を展開された現東京学芸大准教授の岩瀬氏が副理事長、そして苫野先生が理事を務められている、そのメンバーだけでも心躍ります。
ぜひ、設立メッセージを一読ください。

新しい学校の可能性だけでなく、これからのあるべき学校の可能性さえ感じます。