いじめは深層から解決すべし
個人的ないじめられっ子体験と、私をいじめていたいじめっ子の分析を過去に書いた。
http://smilemakesmiles.hatenablog.com/entry/2016/01/07/182910
そして最近、こんな本を読んだ。
指導として反省させる=被害者に謝罪させることの無意味さと危険性を説いた内容だ。
犯罪を犯した受刑者がまずすることは、被害者への贖罪ではなく、自己に対する洞察なのだ。
なぜ自分がその犯罪を犯すに至ったのか。直前の心理ではなく、生育歴全体からの育ちや家庭での歪みを明らかにしていく。
そうして初めて、自分の犯した罪の意味を理解し、本当の贖罪が始められる。
いじめも同じ。
いじめられっ子は悪くない。少なくとも、いじめに至る直接の原因ではない。
いじめっ子は、他者を傷付ける行為を通して、自身のどんな歪みを訴えようとしているのか。
いじめは悪と断罪するのは簡単だけど、断罪が産むのはいじめっ子の絶望しかない。
行為を許すことはできないが、その行為に隠れた本当の意味(心の叫び)に気付くことが、本当の解決につながる。
そう、信じています。