SMILE make SMILES

ダイバーシティとユニバーサルデザインに興味あります。

障害者と向き合う

今年も24時間テレビの季節がやってきました。

毎年、障害のある人が様々な(時に必要以上の)チャレンジをする様子で感動を呼ぼうとする、あの24時間テレビです。

何なんでしょうね。あの制作態度は。
毎年一定数の批判を受けているにもかかわらず、「頑張ってる障害者が感動をもたらす」という構図を保ち続ける態度。
否、「一般の人が感動するように障害者を頑張らせる」か。

夢や目標を持ち、あるいは熱意を持って何かに情熱を傾ける人の努力を否定するつもりはさらさらありません。
いや、それを否定できないからこそ、「ハンデのある人が頑張らされる企画」に嫌悪感を抱くのかもしれません。

障害のない人でも頑張ってる人がいるように、当たり前の日常を当たり前に送る障害者だっています。

ほんのひと時の「頑張ってる障害者」をテレビで観たからと言って、障害者や障害という概念に対する理解が深まるとは思えません。

障害云々を超えて、人対人の付き合いを重ねてこそ、初めて深い理解につながると言えるのではないでしょうか。

誰もが「あるがままで、あたりまえに」過ごせる社会を目指して。