SMILE make SMILES

ダイバーシティとユニバーサルデザインに興味あります。

村上春樹に触れるなら

世界に「ハルキスト」と呼ばれる熱狂的なファンを持ち、毎年ノーベル文学賞の受賞を期待される作家・村上春樹

私は、ハルキストとまでは言えないけど、村上春樹の世界に浸ることができるくらいには好きだ。

村上春樹の文章の特徴は、なんといっても比喩だ。
他の作家では成し得ない独特な比喩。
どんな?と聞かれても、村上春樹的比喩としか答えようのない世界観。

その世界観にハマるか、挫折するか。
ハマればハルキストだが、はっきり言って読者を選ぶ作家とも言える。

それでも一冊くらい村上春樹を読んでおきたいと思うならこれ、という作品を。

代表作ならこれ

日本のセックスをカジュアルにしたと言われるほど、セックスが物語の随所に描かれる。それでいて、ただエロいのではない。
人生を煩悶しながらも生きていく青年の苦悩が描かれた名作。


読みやすさならこれ


ノルウェイの森」とは対照的な作風ながら、逃げていた過去に対峙する青年の苦悩が優しく描かれた作品。長さもお手頃。



とっつきやすさならこれ


ただし、この世界観はかなり独特。これが好きならハルキストいけるかも?


デビュー作の「風の歌を聴け」は、その後「羊をめぐる冒険」までシリーズ的に続いていくので、村上春樹にハマる覚悟がある人向け。

間違っても、村上春樹初心者は、「ねじまき鳥クロニクル」や「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」や「1Q84」を手にとってはいけない。これは中毒者向け。