SMILE make SMILES

ダイバーシティとユニバーサルデザインに興味あります。

相手の心に寄り添う尊さ

“大丈夫”と見過ごさず、どうか気づいてください。「いじめ」は私たちの身近にある

「いじめをなくそう!」というと、いかにいじめが悪いことかの説諭とか、いじめの行為の例示とか、そんな対策ばっかりだが、それらが奏功していないのは言うまでもない。

誰かが他者の言動によって傷つき、苦しんだら、その言動はいじめなのだ。

とはいえ、どんな言動にも、相手や場合によっては直接関わっていない第三者を傷つける可能性というか、危険性が潜んでいる。そのうえ、一度表に出てしまった言動は取り消すことはできない。

他者を傷つける言動を控えることは大切だが、それ以上に「自分の言動が誰かを傷つける可能性がある」という認識と、「傷つく人に罪はない」という受容が大切だと思うのだ。

そういうと、「もし自分がされたらどう思うか」という尺度を持ち出す人もいるが、私はそうは思わない。
この尺度は、「この程度で傷つくなんて」という発想を許すことになる。

大切なのは、その人が傷ついているという事実。それにまっすぐ向き合う心。

難しいけど、相手の心にしっかり寄り添える存在でありたい。せめて、自分は。